配当再投資戦略において重要なのが配当利回りと増配率かと思います。
今回は具体的な数字で今後の増配率を提示している銘柄を紹介します。
1.ドミニオン・エナジー<D>
公益セクターの電力会社です。
2020年まで毎年10%の増配を予定してます。
<増配プラン>
2017年 3.035$/Year
2018年 3.34$/Year
2019年 3.67$/Year
2020年 4.04$/Year
アナウンス通りなら、2020年には年間配当4.04ドルにまで成長します。今買っておけば2020年にはYoC=5.7%になります(株価71ドルで算出)。
先のことは分からないとは言え、公益セクターであることを考えれば、確度は高いと思います。
2.キンダーモルガン<KMI>
大手パイプライン会社です。
シェール革命時の過熱投資と2014~2016年にかけての原油価格暴落により株価も暴落し、2016年には配当も1/4になりました。
そこからの反転で2018年には60%、2019年、2020年には25%の増配を見込んでます。
<増配プラン>
2017年 0.5$/Year
2018年 0.8$/Year
2019年 1.0$/Year
2020年 1.25$/Year
目論見通りいけば、2020年にはYoC=7.35%(株価17ドルで算出)にも達します。実現するかはかなり不透明ですが、可能性があるというだけでもかなり魅力的な数字です。2年で7.35%の利回りが手に入るチャンスなんてそうそうないでしょう。
3.エンブリッジ<ENB>
上記と同様、パイプラン会社ですがこちらはカナダの会社です。
2020年 3.212CAD/Quarter
4.ワンオーケー<OKE>
こちらもパイプラインです。
*ENBのみカナダドル表示です。
*ENBは為替の影響を受けるのでYoC:NAとしてます。
いかがだったでしょうか。
電力1社、パイプライン3社とかなり偏った紹介になってしまいました。ここまで先の増配見通しを表明している銘柄はなかなか無いので仕方ありません。
事業の安定性と参入障壁の高いビジネスだからこそ為せるアナウンスでしょう。
他の業界ではここまでの増配予告は難しいです。
一方で、コモディティ価格に左右されるという危うさもありますが、ここにきてパイプライン各社はコモディティ価格に左右されないような体質改善に取り組んでいて、fee basedの比率を高めています。
それが増配予告を可能にしているというわけです。
ジブンは〈D〉と〈OKE〉を既に保有してますが、〈KMI〉にもたぶん投資します。
今回は具体的な数字で今後の増配率を提示している銘柄を紹介します。
1.ドミニオン・エナジー<D>
公益セクターの電力会社です。
2020年まで毎年10%の増配を予定してます。
<増配プラン>
2017年 3.035$/Year
2018年 3.34$/Year
2019年 3.67$/Year
2020年 4.04$/Year
アナウンス通りなら、2020年には年間配当4.04ドルにまで成長します。今買っておけば2020年にはYoC=5.7%になります(株価71ドルで算出)。
先のことは分からないとは言え、公益セクターであることを考えれば、確度は高いと思います。
2.キンダーモルガン<KMI>
大手パイプライン会社です。
シェール革命時の過熱投資と2014~2016年にかけての原油価格暴落により株価も暴落し、2016年には配当も1/4になりました。
そこからの反転で2018年には60%、2019年、2020年には25%の増配を見込んでます。
<増配プラン>
2017年 0.5$/Year
2018年 0.8$/Year
2019年 1.0$/Year
2020年 1.25$/Year
目論見通りいけば、2020年にはYoC=7.35%(株価17ドルで算出)にも達します。実現するかはかなり不透明ですが、可能性があるというだけでもかなり魅力的な数字です。2年で7.35%の利回りが手に入るチャンスなんてそうそうないでしょう。
3.エンブリッジ<ENB>
上記と同様、パイプラン会社ですがこちらはカナダの会社です。
2017年に15%増配されましたが、2020年までさらに10%の増配方針を提示しています。ただ、配当はカナダドルベースですので、配当受領時には為替の影響を受けます。
また、カナダの配当源泉税率が15%であることにも注意が必要です。受取配当金額はさらに目減りすることになります。
<増配プラン>
2017年 2.413CAD/Year
2018年 2.654CAD/Quarter
2019年 2.920CAD/Quarter2020年 3.212CAD/Quarter
4.ワンオーケー<OKE>
こちらもパイプラインです。
2021年まで9~11%の増配見込みです。
<増配プラン>
2017年 2.72$/Year
2018年 2.99$/Year
2019年 3.29$/Year
2020年 3.62$/Year
2021年 3.98$/Year
(間を採って10%の増配率で計算)
2020年にYoC=6.35%、2021年にはYoC=6.98%になります。
<各社の増配方針まとめ>
<各社の増配方針まとめ>
2018年 | 2019年 | 2020年 | 2020年予想YoC | |
D | 3.34$ | 3.67$ | 4.04$ | 5.7% |
KMI | 0.8$ | 1.0$ | 1.25$ | 7.35% |
ENB | 2.65$ | 2.92$ | 3.21$ | NA |
OKE | 2.99$ | 3.29$ | 3.62$ | 6.35% |
*ENBは為替の影響を受けるのでYoC:NAとしてます。
いかがだったでしょうか。
電力1社、パイプライン3社とかなり偏った紹介になってしまいました。ここまで先の増配見通しを表明している銘柄はなかなか無いので仕方ありません。
事業の安定性と参入障壁の高いビジネスだからこそ為せるアナウンスでしょう。
他の業界ではここまでの増配予告は難しいです。
一方で、コモディティ価格に左右されるという危うさもありますが、ここにきてパイプライン各社はコモディティ価格に左右されないような体質改善に取り組んでいて、fee basedの比率を高めています。
それが増配予告を可能にしているというわけです。
ジブンは〈D〉と〈OKE〉を既に保有してますが、〈KMI〉にもたぶん投資します。
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