<デビットカード比較>海外での決済ではデビットカードがお得!

2019年5月5日日曜日

クレジットカード 口座

クレジットカードとデビットカード。
一般的には、以下の理由から前者の方がメリットがあります。
・還元率が高い
・後払い
・信用が上がる(クレジットヒストリー)


そんな劣等生のデビットカードですが、優位性を発揮する場面もあります。

それが海外での決済です。

現地通貨を保有していて、その銀行のデビットカードが外貨決済、外貨引き出しに対応している場合は、デビットカードを使うのが一番お得になります。

海外で日本発行のクレジットカードを使用する場合は、割高な為替コストが掛かる上に、現地通貨をキャッシングすることになるからです。

一方、外貨決済に対応しているデビットカードであれば、銀行口座にある外貨を支払いに充てることが出来るため、ローコストで済みます。

ということで、前置きが長くなりましたが、主要銀行のデビットカードについて比較してみます。


今回、調べたのは以下の銀行です。
・住信SBIネット銀行
・楽天銀行
・GMOあおぞらネット銀行
・ソニー銀行
・ジャパンネット銀行

いずれもネット銀行として定評のある銀行ですが、調べてみると、海外でお得に使えるデビットカードは2つのみでした。

楽天銀行デビットカード

楽天銀行は海外のATMから現地通貨を手数料無料で引き出せることを謳ってますが、外貨預金から下ろせる訳ではなく、外貨をキャッシングすることになります。

その際の為替レートには3.024%のコストが上乗せされます。

(公式サイト)楽天銀行デビットカードの使い方(海外編)


GMOあおぞらネット銀行
ジャパンネット銀行

楽天銀行と同様、外貨預金を活用できないため、外貨キャッシング扱いです。

為替レートに3.02%上乗せされます。

(公式サイト)ジャパンネット銀行 Visaデビットカードの海外での使い方

(公式サイト)GMOあおぞらネット銀行 海外ATMでのご利用について

つまり、この3行のデビットカードは海外利用にオススメできません。

海外利用にオススメなのが住信SBIネット銀行とソニー銀行です。

住信SBIネット銀行デビットカード

デビットカード決済とATMで外貨預金を活用できます。

キャッシング扱いにならず、為替コストも掛かりません。唯一のコストとして、海外事務手数料が2.5%掛かりますが、年間30回まではポイントバックされるので、実質無料です。

ただ、ATM出金の場合は、ポイントバックの対象外です。

(公式サイト)デビットカード海外事務手数料優遇プログラム

ソニー銀行デビットカード(Sony Bank Wallet)

デビットカード決済とATMで外貨預金を活用できます。

デビットカード決済の場合は、海外事務手数料も掛かりませんので、完全無料で決済できます。

ATM出金の場合は、1.76%の海外事務手数料が掛かりますが、これも最安のコストです。

(公式サイト)海外利用時の手数料


以上のように海外で最もお得に使えるのがソニー銀行デビットカード(Sony Bank Wallet)、次いで住信SBIネット銀行デビットカードです。

その他のデビットカードは海外で使うことはできますが、高コストなためオススメできません。

以下に一覧表としてまとめました。


SBI楽天GMOソニージャパン
オススメ度×××
①カード決済
①手数料2.5%
(実質0%)
3.02%3.02%0%3.02%
②ATM出金
②手数料2.5%3.02%3.02%1.76%3.02%
以下、備考(デビットカード還元率と外貨預金時の米ドル調達コスト)
還元率0.6-0.8%1.0%0.6-1.5%0.5-2%0.2%
米ドルコスト4銭25銭15銭4-15銭5銭
※◯:外貨預金をそのまま決済に活用できます
※△:円貨から充当するため為替コストとキャッシング金利が掛かります