高配当ETFの比較(HDV, VYM, SPYD)

2019年2月12日火曜日

米国株

NISA枠が復活したので、2019年の投資方針を考えています。

リセッションが近いとも言われているので、2019年のNISAはETFを中心に投資していこうかと思っています。

そこで今回は米国株投資家に人気の高配当ETFを改めて比較してみます。
Firstrade証券のページがまとまっていたので、各ETFの情報をそのまま載せて、最後にポイントを整理してみます。





HDV(iShares Core High Dividend)

エネルギーセクターの比率が高く、また銘柄の入替えが多いのが特徴です。

【Profile】

【セクター比率】

【上位10銘柄】

【指標】


VYM(Vanguard High Dividend Yield)

高配当の割に銘柄数が多く、分散が利いているのが特徴です。

【Profile】

【セクター比率】

【上位10銘柄】

【指標】

SPYD(SPDR series Trust Portfolio S&P500 High Dividend)

不動産が入っているのが最大の特徴です。ここが好みの別れ目になりそうです。

【Profile】

【セクター比率】

【上位10銘柄】

【指標】


【比較表】

HDVVYMSPYD
単価$89.21$83$36.97
配当利回り3.5%3.2%4.39%
経費率0.08%0.06%0.08%
銘柄数7539680
TOP10比率57.09%27.12%13.99%
入替率46%13%35%
設定年2011年2006年2015年
時価総額6.64B21.91B1.17B
平均出来高1.03M2.10M0.61M

個人的な注目ポイントを少し。

単価
毎月僅かな配当しか受け取れない身としては、これが結構重要だということに気付きました。

少ない配当で配当再投資するには単価が低い銘柄が効果的です。

ジブンは現在、毎月$150程の配当を受け取っていますが、毎月の配当のみで再投資を繰り返す場合、HDVやVYMでは1株しか買えませんが、SPYDなら毎月4株増えていくことになります(NISAならETFの買付手数料が無料なのでこういう買い方も可能です)。

単月では僅かな差ですが、継続すれば大きな差が生まれます。この点ではSPYDが◎です。

銘柄数
HDVとSPYDが同程度、VYMはその約5倍です。

分散が効くという意味で銘柄数が多い方が好まれますが、個人的にはHDVくらいの銘柄数で十分だと思います。

TOP10比率
銘柄数と合わせて比較すると特徴が見えてきます。

HDVは75銘柄の内、上位10銘柄がポートフォリオの半分以上を占めていることになります。
上位銘柄に大分偏ったポートフォリオと言えます。

SPYDでは80銘柄の内、上位10銘柄で13.99%なので、80銘柄がほぼ均等ということです。

VYMもHDVと同様、上位銘柄に偏っている印象です。

入替率
Annual Turnoverが恐らく年間入替率ということだと思います。

HDVがかなり高い数値です。一年で半数近く入れ替わる計算です。

これが経費に直結するなら問題ですが、ETFの場合はリバランスを外部に委託しているため、経費に直結しないという話も聞いたことがあります(その話の真偽の程は分かりません)。

入替率が高いのはあまり好みではありませんが、ダメそうな銘柄を一早く取り除いてくれるというプラスの面もありそうです。



最後に比較Chartです。
HDV VYM SPYD

SPYDの設定が2015年なので、3年間くらいしか比較できませんでした。

若干の開きが生じてますが、長期で見れば同じような動きになりそうです。


まとめ

いかがだったでしょうか。

米国株投資家にはHDV、VYMが圧倒的に人気ですが(設定されて間もないSPYDは認知度が低いだけかもしれません)、個人的にはSPYDが良いな、と思いました。

理由としては、一番高配当な上に単価が一番低いため、配当再投資の効率が一番高そうだからです。その割に株価の動きも引けを取っていませんし、配当再投資戦略なら最もパフォーマンスが良くなりそうな気がします。

注意点としては、不動産の割合(約20%)です。SPYDが評価されないとしたらがこの点かもしれません。

株式は企業の増益に伴って株式価値の増加が期待できますが、不動産だと安定的なインカムの代わりに増益というのは基本見込めません。

つまり、インカムの要素が強く、値上がり要素は弱くなると予想されます。

ただ、ここ3年の値動きでは意外にも引けをとっていませんでしたね。

残念なことにSBI証券ではSPYDは扱っていませんが、楽天証券なら投資可能です。NISAならETFの買付手数料が実質無料なので、楽天証券でNISA口座を開設している人には良い投資先になると思います。

(2019/2/21追記)
SBI証券でもSPYDは取扱ってました。失礼しました。