CFDについて調べたのでまとめておきます。
対象を広げると大変なので、馴染みがある対象にフォーカスします。
- 株価指数→クリック株365
- 株式、ETF→店頭CFD(クリック証券)
- VIX指数→店頭CFD(クリック証券)
【クリック株365】
投資対象は下記4つに限られます。
- 日経225
- NYダウ
- DAX(独)
- FTSE100(英)
株式と同様、取引所で売買することになります。
手数料は1単位当り153円~です。
保有期間中、各通貨に係る金利相当額が引かれますが、一方で配当相当額を受け取ることができます。
売りポジションでは逆に金利相当額を受け取り、配当相当額を支払うことになります。
【店頭CFD】
店頭CFDはクリック株365とは違い、相対取引です。
取引所で売買するのではなく、証券会社を相手に売買するということです。
取引所で売買するのではなく、証券会社を相手に売買するということです。
ここではクリック証券を取り上げます。
クリック証券では米国の株価指数だけでも
NYダウ、S&P500、NASDAQと豊富です。
その他にも主な米国、中国株式やETFに投資が可能です。
取引手数料は無料(スプレッドのみ)ですが、投資対象毎に、価格調整額、金利調整額、権利相当額が関わってきます。
クリック株365も含めてまとめると、ざっくりこんな感じです。
価格調整 | 金利調整 | 配当調整 | |
---|---|---|---|
クリック株365 | × | ○ | ○ |
株価指数(店頭CFD) | ○ | × | × |
株式、ETF | × | ○ | ○ |
VIX | ○ | × | × |
実際にどれくらいのコストが掛かるのか具体的に見てみます。
クリック株365では過去のデータを公開しているのでそのまま引用します。
それぞれの売買に必要な証拠金額はこんな感じです。
あくまでも必要最低額なので、実際は個々のリスク判断で証拠金額を積み増す必要があります。
配当相当額>金利相当額になっているFTSEであれば、やり方次第で、自由に配当利回りを設計できます。
リスクをとっていきなり配当利回り20%を造ることもできれば、ゆっくり10年かけて配当利回り10%を目指すこともできます。
特に2017年のような上昇相場であれば、当初積み増した証拠金額を、株価の上昇を確認しながら切り崩すことも可能だと思われます。
それができれば比較的安全に高利回りの配当マシーンを作り出すことができると思います。
対して、クリック証券の店頭CFDではどうでしょうか。
力強いNASDAQを例に調べてみました。
NASDAQ指数の場合、3カ月ごとに価格調整額が掛かってきます。
前回の期日2018/6/8の時の数字は以下のようになってます。
期近:7,151.0
期先:7,175.7
コンバージョンレート:109.47
期近から期先にロールオーバーする必要があるため、
(7,151.0-7,175.7)×109.47=-2,703
つまり買いポジションの場合は、ロールオーバーで2,703円差し引かれることになります。
円にすると余計実態を掴みにくいので、別の言い方をすると・・・
(7,151.0-7,175.7)=-24.7
24.7/7,151=0.34%
24.7ポイント分、つまり0.3%程のロールオーバーコストが掛かるということです。
当然、期近と期先の値次第で、ロールオーバーコストも上下します。
【まとめ】
コストを比較すると次のようになります。大体のイメージです。
(コスト比較)
クリック株365:
取引手数料153円+金利相当額
店頭CFD(NASDAQ):
保有コスト約0.3%(1Q当り)
米国株(QQQ):
取引手数料0.45%+年間経費0.2%
売買で考えれば、現物のQQQのコストは年間1.1%で、店頭CFDでは年間約1.2%です。
少額の売買や、1年未満の売買であれば店頭CFDに軍配が上がります。
少額の売買や、1年未満の売買であれば店頭CFDに軍配が上がります。
それぞれにメリットがあります。ざっくりこんな感じでしょうか。
(メリット)
クリック株365:
リスクコントロールで自由に配当利回りを設計できる
店頭CFD:
少額の取引や短~中期投資に優位(低コスト)
現物:
長期投資に優位(取引コスト高、保有コスト低)
CFDも使い方次第で大きな武器になりそうです。
長くなってしまったので、VIX指数については別記事にまとめます。
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