2018年8月末からNASDAQ100をベンチマークとする投信「iFreeNext NASDAQ100インデックス」が新規設定されるそうです。
これまでNASDAQ100をベンチマークとする低コストの投信はありませんでしたので、NASDAQに投資する場合は、実質ETFしか選択肢がありませんでした。(CFDは一般的には敬遠されてますし)
ジブンも最近CFDに注目し始めたばかりですが、ちょうど良い機会ですので、NASDAQ100への投資をETFと投信、CFDで比較してみます。
ETF | 投信 | CFD | |
---|---|---|---|
銘柄 | QQQ | iFreeN100 | 米国NQ100 |
通貨 | ドル | 円 | 円 |
買付手数料 | 0.45% | 0 | 0 |
年間保有コスト | 0.2% | 0.45% | 1.2% |
売却手数料 | 0.45% | 0 | 0 |
売買形態 | 市場 | 販売 | 相対 |
特定口座 | ○ | ○ | × |
NISA | ○ | ○ | × |
レバレッジ | × | × | ○ |
※米国NQ100の保有コストは価格調整額なので実質負担は0と言えます
それぞれの特長を表にまとめてみました。
やはり気になるのは手数料です。
投信は手数料がETFに比べて割高と言われますが、売買や為替手数料まで考慮すれば、年間コストとしてはETFが最も割高です。
もちろん数十年単位で保有するのであればETFの方が割安になりますが、その間も追加投資していくことを考えれば、投信の方が割安だろうと思われます。
Buy&HoldするにしてもBuyは必要なわけで、売買手数料が掛からないというのは大きなメリットです。
また、CFDの保有コストが1.2%と割高に見えますが、これは3カ月毎に掛かるロールオーバーコストで、価格調整のためのコストです。
ロールオーバーで価格が変動した分を調整するためのコストですから、実質負担は0と言えます。
あと注意しなければならないのが税区分です。
ETFと投信は特定口座に対応していて損益通算が可能ですが、CFDは特定口座非対応でこれらとは損益通算できません。
CFDが損益通算できるのは、その他のCFDやFX、先物に限られます。
しかも特定口座非対応なので損益通算するにも確定申告が必要です。
それぞれ一長一短があるので、戦略で使い分けられます。
QQQ(ETF)
リスク分散の観点からドルで運用したい場合に有用。
追加投資も含めて売買回数を減らして長期保有が基本姿勢。
iFreeNEXT NASDAQ100(投信)
追加投資も含めて、ある程度の売買を重ねながら中~長期で資産形成したい場合。
円での運用で、売買手数料が無料なのでキャッシュの待機場所としても活用できそう。
米国NQ100(クリック証券店頭CFD)
短~中期で売買を楽しみながら、効率的に資産形成したい場合。
レバレッジや証拠金管理で少額でも効率的な運用ができるため、リスク許容度と資金に余裕がる場合に有用。
と、こんな感じでしょうか。
個人的にはETFで運用するメリットは少なくなってきたと感じてます。
追加投資する度に買付手数料が重荷になってくるからです。
その点、iFreeNEXT NASDAQ100は手数料を気にせず機動的に動けるので使い勝手が良さそうです。
設定されたら投資してみようと思います。
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