GMOクリック証券では、VIX指数に関連する下記の3銘柄に投資が可能です。
- 米国VI
- UVXY
- SVXY
VIX指数を活用する上でどのように使い分ければ良いのか考えてみます。
まずはそれぞれの特徴から。
米国VI
VIX先物を参照原資産としています。
先物(決済期限あり)指数なため、毎月ロールオーバーが行われます。
そのため、ロング(買いポジション)ではロールオーバーコストが価格調整額として差し引かれます。
ポイント
- ロングでは毎月ロールオーバーコストが生じるため、長期保有で減価していくが、リスクが意識された際には(短期間で)急騰する。
- 急騰した後、高止まりすることはなく、時間を掛けて元の値に収束する(リスクが和らげば元の値に戻る)。
- 規格外の値動きをするのでロスカットの管理が難しい。
UVXY
S&P500VIX短期先物インデックスを1.5倍した値動きに連動するよう設計されたETFです。
ポイント
- 先物とは異なるためロールオーバーコストは生じないが、それに連動するよう設計されているため、基本的には右肩下がりのチャートを形成する。
- 株価がある程度下がると、株式併合に相当する操作が行われる。これが繰り返されるため株価が0になることはない(早期償還≒強制終了の可能性はある)。
SVXY
S&P500VIX短期先物インデックスを-0.5倍した値動きに連動するよう設計されたETFです。
ポイント
- UVXYとは逆の値動き(倍率は異なる)をするため基本的には右肩上がりのチャートを形成する。
- VIX指数が急騰する局面では急落するが、ETFなため下落幅は有限(その分、早期償還のリスクが高まる)。
続いてロング/ショートの観点で比較してみます。
ロング(VIX指数の上昇にかけるポジション)
基本2通りです。
- 米国VIのロング
- UVXYのロング
ポジションをキープするのにコストが掛かるので、タイミングを見計らって短期保有が基本方針となりそうです。
UVXYは、大体1日当たり0.14円くらいコストが掛かってます。
株価を8.5、コンバージョンレートを110.5として計算すると、1カ月当たり0.4%くらいの保有コストと考えられます。
一方、米国VIの場合は、月毎に割と開きがありますが1カ月当たり2~5%くらいのコストが掛かってます。
ただ、UVXYでは金利相当額が1日単位で掛かるのに対し、米国VIでは期日を越えるタイミングでロールオーバーコストが掛かります。
つまり、米国VIで期日を越えなければコストは0で済みます。
ロングの場合はコスト管理に気を付ければ良いので、基本的にはどちらでも良いような気がしますが、UVXYの方が低コストで管理しやすそうです。
他には、SVXYのショートというやり方も考えられますが、わざわざショートポジションを持つメリットはないように思います。
ショート(VIX指数の下落にかけるポジション)
問題はショートの場合です。ショートの場合は3通りの方法が考えられます。
- 米国VIのショート
- UVXYのショート
- SVXYのロング
VIX指数の下落にかけるポジションを取りたい場合は、VIXの上昇一発で致命傷をくらう可能性があるので、リスク管理が非常に重要です。
そして、上昇には上限がなく、下落は有限であることから、SVXYのロングが一番取り組みやすいと言えそうです。
値動きもVIX指数短期先物の0.5倍なので、他の2つよりはマイルドです。
UVXYのショートは、値動きが1.5倍なので一番リスクが高そうです。
1日当たり0.03円程とわずかではありますが、保有コストも掛かります。
米国VIのショートもVIX指数の上昇に上限がないためハイリスク、という点ではUVXYのショートと同じですが、こちらはレバレッジが効いてないという点と、ロールオーバー時に価格調整額を受け取れるという点で、UVXYのショートよりはハードルが低いと言えそうです。
VIX指数が上昇すれば、受け取った価格調整額なんか吹き飛ぶので気休め程度にしかなりませんが。。
【まとめ】
ロング(VIX指数の上昇にかけるポジション)
米国VIかUVXYでそれほどの大差はないが、UVXYの方が戦略的には合っていそう(1.5倍の値動きと保有コストの低さ)
ショート(VIX指数の下落にかけるポジション)
リスク順に並べれば・・・
SVXYのL<米国VIのS<UVXYのS
で、SVXYのロングが最も取り組みやすい。
いずれにせよ、ここぞという時のみにして、むやみやたらに手を出さないほうが良さそうです。
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