配当収入と譲渡損失の損益通算こそ配当再投資法の真髄である

2019年4月26日金曜日

持論 米国株

大袈裟なタイトルですが、その点に触れる前に、まずは最近の売買について。

NISA保有分を売却し、ついでにBGSの一部を損切り、AWKに追加投資しました。


売却
(Performance)
・TXN:22.8% (NISA分のみ売却)
・PFE :31.49%
・BGS :-23.03%

買付
・AWK 20株





NISAのデメリットが顕在化する前に売却


NISAは利益に対してはメリットになりますが、含み損のまま対象期間を終えるとデメリットしか残りません。

利益が乗っている今の内に処分することにしました。


損益通算が配当再投資法の真髄


ジブンの配当再投資ポートフォリオは、現時点で毎月$200程の配当収入が得られます。

年間では$2,500くらいの配当収入に達する見込みですが、これに掛かる税金を20%とすると、$500が税で引かれることになります。
(実際は米国での源泉課税10%と日本での配当課税20.315%が掛かります)

このとき、仮に$2,500の損失を確定させれば年間の配当収入と相殺されて、源泉徴収された税金分の$500が戻ってくることになります。

配当収入分がチャラになってしまうので、損出しは無いに越したことはないのですが、失敗した投資分をチャラにできるとも考えられます。

このような税金処理の観点からも配当再投資法が優れた投資法だと実感しています。

むしろ、この損益通算こそが配当再投資の真髄かもしれません。


配当再投資法の強み
  • 年間の確定利益(配当)の見込みが立つため、損益通算を最大限に活用できる。
  • 確定利益(配当)があるためリスク許容度が上がる。
  • 損失が出ても、損益通算による税金還付で、損失額が約80%に軽減される。


ジブンのケースを簡単に紹介しますと…
含み損を抱えているのはMO,BGS, ABBVです。

この内、BGSへの投資は失敗だったと考えています。(高配当に釣られて何も考えずに投資してしまいました)

高配当だけあって、長期間保有すれば、損失を回避することもできそうですが、その間、機会損失を被るとも考えられます。

そんなわけで今回、BGSの一部を損切りしました。

約$480の損出しとなりましたが、確定利益(配当)との損益通算により、配当に掛かる日本の課税20.315%分(約$100)は還付されます。

つまり、税金の還付により、損失額が約80%に軽減される訳です。