テキサス・インスツルメンツ<TXN>が24%の増配を決めてくれました。
併せて120億ドルの自社株買いプログラムも承認されてます。
24%もの増配のおかげでYoCは2.9%→3.6%に向上しました。
ジブンは高配当銘柄を選好する投資からスタートしましたが、徐々に高増配を期待できる銘柄を選好するようになってきました。
増配発表が一番の関心事です。
期待値の目安としてはこんな感じです。
増配率
~ 7%…不満
7 ~ 10%…合格ライン(やや不満)
10~15%…満足
15% ~ …サプライズ(大満足)
今年は税制改革の影響もあり、サプライズが多かった気がします。
ABBVなんかはビッグサプライズでした。
TXNもサプライズとなったわけですが、TXNのサプライズは何も今年に限ったことではなく、毎年着実にサプライズ増配を決めてくれてます。
過去の増配を振り返るとこんな感じです。
TXNの増配履歴
年月 | 配当 | 増配率 |
---|---|---|
2007年11月 | $0.10 | - |
2008年11月 | $0.11 | 10% |
2009年11月 | $0.12 | 9.1% |
2010年11月 | $0.13 | 8.3% |
2011年11月 | $0.17 | 30.8% |
2012年11月 | $0.21 | 23.5% |
2013年11月 | $0.30 | 42.9% |
2014年11月 | $0.34 | 13.3% |
2015年11月 | $0.38 | 11.8% |
2016年11月 | $0.50 | 31.6% |
2017年11月 | $0.62 | 24.0% |
2018年11月 | $0.77 | 24.2% |
過去3年間の平均増配率 | 26.6% | |
過去5年間の平均増配率 | 21.0% | |
過去10年間の平均増配率 | 22.0% |
*11月が増配のタイミングなので、11月の配当実績で比較しています。
ここまで高い増配を維持している銘柄はそうそうお目にかかれません。
因みにTXNが配当を出し始めたのは1962年です。
配当を出し始めた頃は高増配になるのが普通ですが、50年以上経ってなおこの増配率というのは驚きです。
大抵は、次第に高配当になると共に増配率が落ちていくからです。
さらに付け加えると、TXNは配当だけでなく自社株買いにも積極的で、2004年から2017年の13年の間に43%もの株式を買い戻してます。
TXNのInvestor Relationsから引用
自社株買い→EPS, DPSの上昇→高い増配率、という理想的な株主還元を実現しています。
株式会社の鏡のような存在です。
株価の上下はあるでしょうが、これからも高水準の株主還元が期待できる銘柄です。
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