OKEが2018年2回目の増配を発表しました。
0.77→0.795($/quarter)となり前回分より3.25%の増配です。
OKEは2、5、8、11月の配当支払いスケジュールですが、増配のタイミングにはこだわりは無いようです。
2018年の配当は$3.25~3.31とアナウンスされており、2月と5月分の配当合算でも$1.565であることから8月、11月でも増配が予想されます。
(OKE)Apr 2018 Investor Upateより抜粋 |
アナウンス下限の$3.25で試算しても残り2回の配当で$1.685(1回当たり$0.8425)が期待できます。
現在の配当額$0.795からするとやや信じがたい内容ですが、アナウンス通りといかなくても十分な増配率です。
仮にこのまま0.795($/quarter)が維持されたとしても年率ベースで16%の増配になる計算です。
2017年配当支払い実績:$2.72
2018年配当(現状換算):$3.155(16%増配)
2018年配当(見込下限):$3.25(19.5%増配)
2018年配当(見込上限):$3.31(21.7%増配)
因みに、OKEはDividend coverage ratio=1.2をターゲットとすることを配当指針としています。
Dividend coverage ratioの定義について、OKEの説明を引用すると、
Dividend coverage ratio is defined as ONEOK’s distributable cash flow to ONEOK shareholders divided by the dividends paid for the period.
これを数式で表すと、
Dividend coverage ratio=Distributable Cash Flow/Divivend paid
要は配当性向の逆数ですね。
(FCFとDistributable Cash Flowの違いがよくわかりませんでしたが、似たようなものだと思うことにしました。。)
Dividend coverage ratio=1.2ということは、
配当性向=1/1.2=83.3%ということになります。
MOは配当性向80%を指針としているので、MOと同じような水準であることが分かります。
どちらも安定的な営業キャッシュフローが見込めるからこそ成せるハイレベルな配当性向です。
一般的に、配当利回りが高い銘柄ほど増配率は低くなる傾向がありますが、OKEは現時点での配当水準が5%を超える高配当銘柄ながら、2021年まで9~11%の増配を予定しており、高配当×高増配率、である数少ない銘柄です。
配当の指標だけに囚われてもいけないので、次回はOKEのビジネス概要をレポートしようと思います。
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